今回は、昨年の秋にスタートしたばかりのMANOオリジナルレーベル
「MARCO & LOUISE (マルコ&ルィーズ) 」
についてお話したいと思います。
MANOをリブランディングするにあたり、こういうお客様に支持してもらえたらうれしいと思ったのは
「同じ生きるならお洒落に生きていきたい」
とか、
「ファッションでポジティブな気持ちや気分を得たい」
という考えを持つ方。
そんなことがまず、浮かびました。
洋服で気分が上がったり、スカッとしたり、新鮮になれたり。
突き詰めるとすごいパワーがあるなぁと、今更ながら、感慨深く思っていました。
そこで、リブランディングとともに、オリジナルのレーベルを立ち上げようと思いました。
そして「ある架空の人物像にこんな風にファッションを受け止め、生きていけたらいいな」
という想いを託すことを思いつきました。
Marco
まずメンズは、マルコというイタリア人で職業はコックです。
コックを志したのは人を幸せにする仕事に醍醐味を感じたからです。
人に喜んでもらえる仕事、料理のおいしさは人を笑顔にできるという実体験が彼にはあって、
若い時に母親に料理を作って味あわせたら、見たことないくらい感激されて、上手だと驚かれたことが最初のきっかけです。
そしてファッションに目覚めその虜になり、自分の気分を上げ、解放してくれることの素晴らしさは
生き甲斐のひとつになっていきました。
そのきっかけはあるセレクトショップで言われた一言です。
ある程度メンズファッションの基本を身に着けたマルコに、ショップのスタッフはこういったのです。
”自分が気分がいいと思うなら、自分流にルールも破っていくと、新鮮なものにたどり着いたりする。
それがファッションの醍醐味の一つだよね”
という一言でした。
以来、型にはまりすぎず、よっぽどのTPO重視の場面以外はマルコらしさを追求するようになり、
レディースファッションからも時にインスパイアされたり、あるいは料理からインスパイアされたりして、
そのスタイリングは個性となって定着していくことになったのです。
マルコのスタイリングの基本はいいものを身に着けるだけでなく、それを少し遊ぶということ。
でも、マルコ流の男らしさと、品は意識しています。
そして、自分の気分を味方につけること。
マルコ&ルィーズのメンズはそんなマルコのイタリアっぽさ、男らしさ、自由な気風、
組み合わせの楽しさを知っていただけたらなという想いが背景にあります。
Louise
一方、レディースのルィーズはルィーズローランというフランス人で、インテリアコーディネーターです。
イタリアに旅行に来て、マルコと出会い、今ではイタリアで働いています。
ルィーズは元からセンスが良く、部屋の模様替えや何気ないスケッチなどで、
小さい時から度々、家族や友人を驚かせてきました。
芸術的なことに興味があり、繊細さと奔放な部分を両方持ち合わせる彼女はエレガントなカジュアルスタイルが得意でしたが、
マルコと出会い、型にはまりすぎないファッションを覚えていきます。
元々の色使いの上手さは二人の共通点でしたが、それに加えてマルコの影響でファッションに振れ幅が出てきて、
今日はガーリー、今日はスポーティー、今日はエレガントと日々人を楽しませてくれるファッション感が強まっていくのです。
マルコ&ルィーズのレディースはコーディネートの面白さや、違うテイストでスタイリングするミックススタイルの提案、
アクセサリーや小物でいかに気分が上がるか。
基本女性らしい中にも型にはまりすぎない「自由さ」などを表現していけたらと思っています。
マルコとルィーズは付き合って、まだそんなに長い月日が経っている訳ではないので、
今後の2人がどう影響を与え合うかも、スタイリングの変化などに少しずつ進化を加えていきたいと思います。
ぜひ、マルコ&ルィーズで新鮮な楽しい気分を味わってください!
2020年春夏のカタログにも、こうした上記のストーリーを表現してみましたので、ぜひ合わせてご覧ください。
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